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2006年05月18日

映画「蝉しぐれ」のセット、隣接地に移築へ・

あの話題になったロケセットもパワーアップして
再登場するようですね!要チェックです


新たに建設される映画のセットの敷地に移築されることが決まった映画「蝉しぐれ」のオープンセット=鶴岡市羽黒町松ケ岡

 鶴岡市羽黒町松ケ岡にある、映画「蝉しぐれ」(藤沢周平原作、黒土三男監督)のオープンセットが、農地の一時転用期限のことし9月までに隣接地に移築されることが決まった。解体の予定だったが、隣接地に宿場町をイメージした時代劇用のセットが新たに建設されることになり、その敷地に移される。

 現在のセットは、「蝉しぐれ」の制作会社が2003年9月に映画撮影のために建設し、撮影終了後、旧羽黒町(現鶴岡市)に無償譲渡した。運営委託を受けた蝉しぐれ庄内ロケ支援実行委員会(酒井忠久会長)が去年4月から一般公開し、藤沢作品ブームもあって大勢の観光客が訪れる人気スポットになっていた。

 セットは、農地を一時転用して設置された。転用期限は最長で3年間となっており、所有する市は、期限のことし9月までに取り壊す方針を打ち出していた。

 ことしに入って制作会社から「譲り受けたい」との申し入れがあり、6月1日に所有権を制作会社に戻すことが決まった。制作会社は「蝉しぐれ」セットの隣接地に新たに時代劇映画のオープンセットを建設予定で、「蝉しぐれ」の撮影で使われた建物もこの敷地に移築する。

 去年4月の一般公開からことし5月9日までの来場者数は延べ6万2760人に上る。「藤沢周平さんが描いている庄内の風景を象徴するオープンセットなので、ぜひ残してほしい」といった熱烈なファンの声もあり、「たくさんの人に愛されているセットを壊すのは惜しいと思った」と制作会社の担当者。移築のための工事が始まる8月中旬までは、新たに管理組織を発足させてこれまで通り一般公開を続ける方針だ。

 新しいセットの建設予定地は、「蝉しぐれ」のセットの南側に位置し、既に農地転用手続きも済んでいる。50棟ほどの建物が並ぶ宿場町をイメージしており、6月中旬に着工し、9月中に完成の予定。10月ごろから時代劇映画2本の撮影に入るという。

             《2006年5月18日 木曜日 山形新聞より》

投稿者 Melody : 2006年05月18日 22:49

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